子どもの日に

うすい泰彦(個人活動)
5月5日朝の安曇野。早苗の田んぼに映える常念岳。

 昨年、安曇野市議会9月定例会において「安曇野市子どもの権利に関する条例」が制定されて初めての「子どもの日」を迎えました。

 この条例では、理念を子どもにとって最善の利益を優先しなければならないとして、4点を掲げています。
 子どもは、⑴生命、自由、幸福追求の権利の主体者であること ⑵いかなる理由でも差別を受けることなく、一人の人間として尊重されること ⑶安全で安心な環境の中で成長できるよう、医療、教育、生活への支援等を受けることが保障されること ⑷自らに関係のある事柄について、自らの意思を自由に表明することができ、その意見は子どもの発達に応じて十分に考慮されること。

 現状はどうでしょう。子どもの「こうしたい」という意思を尊重した自由な行動、遊びが保障され、幸福追求は図られているでしょうか。保護者の経済的・労働条件的理由から差別されることなく、一人の人間として尊重されているでしょうか。競争的な教育環境の中で過去最高の不登校数の現状は、学校が安心できる場所となっているでしょうか。2000年代初頭に教育費を上回った軍事費は、2023年度から5年間で倍増させる方針の下、2024年度に教育予算の2倍に急上昇し、暮らしや福祉の予算の伸びは低く抑えられていることや、賃上げが物価高に追いつかないことなどが、子どもが育つ環境に少なからぬ影響を与えているのではないでしょうか。

 大人が子どもと共に、子どもの最善の利益に向けて一歩でも前進していくために、力を合わせていける家庭、地域、安曇野市をつくっていきたいと思います。

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